このところ全国で火山噴火や地震なども多く、災害は突然やってくるものです。「もしもの時に家族を守るのは大人の責任である!」ということを、家庭を守る世の中の大人やママさんたちに再認識してもらい行動を起こしていただきたい、という思いから当社のママ社員に防災の重要性を話してもらう座談会を企画しました。
伴さん
有明ショールーム勤務原田さん
商品部商品課勤務柳さん
立川ショールーム勤務石川さん
法人コントラクト業務部勤務※表記の所属部署は2017年8月18日現在の所属部署です。
――3月11日の震災の時は、どこで何をされていましたか?
――今のテレビは、重心が上にあるので、倒れやすいんですよね。テレビの脚を固定するだけだと、強い揺れの場合、脚が折れちゃう。モニターと壁をきちんと固定しないと危険なんです。
――ショールームの様子はどうでしたか?
――みなさんは震災後、何か防災対策を始めましたか?
――家具については、何か対策してますか?
――それは、どうして?
――確かに。インテリアに携わる我々にとって、見た目の美しさは重要ですよね。でも今は、見た目は普通の家具と変わらない耐震機能付き家具が増えてますよね。また大塚家具でも、普通の突っ張り棒ではなく、強さと美しさを兼ね備えた「耐震アトラスネオ」を震災後に開発しました。
――私は地震から少しして、「耐震アトラスネオ」を食器棚につけました。突っ張り棒だと抵抗ありましたが、これなら見た目もすっきりですし、別売りのフィラーをつけると白い壁と同化して目立たないところが気に入っています。震度7まで耐えられるので、余震があっても安心して過ごせるようになりました。
――家具のレイアウトなどで、気をつけていることはありますか。
――小さなことで、できることも結構ありますね。
――全国で、防災意識の低い都道府県ってどこだと思いますか?実は、過去に大きな地震を経験した県なんです。意外ですよね。自分たちは一度経験したから、もう合わないと思っちゃうそうなんです。東日本大震災では、東京は震度5程度でした。大きな地震ではありましたが、思っていたほど被害がなかったので意外と大丈夫、と思ってしまっている人も多いんです。でも専門家に話を聞くと、震度5と7は大違い!! その感覚で震度7を迎えてしまうと大変なことになります。毎年、9/1の防災の日は家の中の安全に意識を向けていただこうと思い、今後も継続的に情報を発信してまいります。
――今回、有明本社ショールームに「防災対策インテリアルーム」というのを作ったんです。耐震機能付きの家具や、耐震アトラスネオなどを実際に展示してあります。耐震器具やグッズの正しい使い方も見ていただけます。
――危機管理アドバイザー、国崎信江先生監修の「我が家のインテリア耐震チェックシート」も置いています。これをぜひ皆様にもチェックしてもらいたいんです。室内の安全性がわかります。結果だけじゃなく対策も出てくるのが、とても勉強になるんです。
――結果はどうでした?
――大塚家具では、室内の耐震対策として、4つのポイントをあげています。
――1.まずは、固定すること。
本棚とか食器棚には天井まで上置きをつける。または「耐震アトラスネオ」で家具を固定したり、レンジなどの家電を「タックフィット」で固定。
――2.低重心の収納。
これ意外と大事なんです。
――3.安全を考えたレイアウトの工夫。
万が一家具が倒れても逃げ道をふさがない、寝ているときに覆いかぶさらないレイアウトを普段から心掛けましょう。
――4.耐震・防災機能のついた家具・インテリア製品を選ぶこと
――10年前には今ほど普及していなかったですし、買い替える時は是非チェックして頂きたいです。ついているって気づいていない人も多いかも知れないですね。
――知っていれば選択肢も増えます。防災の日を機に、素敵なインテリアを実現しながら 防災する方法もあるんだ。ということを、多くの方に知っていただきたいです。
――そうですね。家具インテリアを扱うものとして大切な役割ですね。皆さん今日はありがとうございました。