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[住まいの実例]Vol.3 福岡県/H邸

人生の中で、家で過ごす時間はとても大切。なぜなら、どんな暮らし方をしたいかは、どんな生き方をしたいかに繋がっているからです。ご自身の生き方を家具選びに反映させているという、福岡県のH邸にうかがいました。

2017/10/05

吟味した珠玉の家具たちと過ごす、 上質な時間

さまざまな刺激で感性を磨くデンマークの旅

H邸に一歩足を踏み入れると、部屋全体に流れるゆったりとした空気に全身を包まれます。配置された家具はどれも素敵で、とても洗練されています。 もともと北欧の家具がお好きなご夫妻は、デンマークへ何度も旅行をしながら、家具だけでなく、街の様子、店舗の設計やデコレーション、人々の住まい方など、さまざまな刺激を取入れて、自分たちの感性を磨かれているそうです。

お気に入りの家具を、一つひとつ暮らしの中へ

「デンマークでお気に入りのものを見つけると、『家に来るかい?』と話しかけて、一つひとつ集めてきました。日々の暮らしは、どんな風に生きていきたいか、自分たちは何が好きで、何にこだわりたいかを、しっかり確認することが大切だと思います」

気分によって使い分ける自分の居場所

広々としたリビングにはたくさんの椅子が並び、あちこちに『光だまり』がつくられています。 「三人掛けソファでのんびり寝転んだり、二人掛けソファでは夫婦でくつろいだり、アームチェアでは静かに音楽を聴いたりと、それぞれの場所で、違った過ごし方ができるように配慮しています。手触りのよい革の風合いや、曲線が絶妙なひじ掛けの具合など、夫婦で吟味を重ねた家具ばかりなので、どの場所も気に入っています」

種類の違う家具も統一感を持たせる工夫を

種類の違う家具を置くコツは、素材を色味の近いもので統一したり、レイアウトするアイテムの高さを揃えること。例えば、隣にあるフロアスタンドと絵画の高さなど、近くにあるものでまとまりを持たせると、統一感が生まれます。

2人で過ごす時間を刻む、オーダーメイドの扉

チーク材とローズウッド材でまとめた家具と比べ、やや雰囲気が異なるのがオーダーメイドで付け替えた扉。 「扉は、白木に真鍮の取手を選び、部屋の広がりを演出するためにガラスを入れました。白木や真鍮の経年変化を楽しんでいます。家具はヴィンテージが好きなのですが、この扉は、僕たちの時間の重なりを刻んでくれればと思っています」

家具の使い方や置く場所も住まい手が自由に選択

リビング、キッチン、寝室、ゲストルームの他に、スタディルーム(書斎)があるのが、H邸の特長の一つ。スタディルームには、ライブラリーコーナーがあり、多くの洋書やインテリア書籍が並んでいます。座り心地のよいソファに腰掛けながら、次に買いたい家具を選んだり、デンマークの情報を仕入れたり、世界中の家具作家に関することを学んでいるそうです。 「スタディルームに置いたテーブルは、本当はダイニングテーブルなのですが、天板が美しいので書斎に使っています。ダイニングには、使い込むほどよさが出て、気兼ねなく楽しめるチークの古材を使用したテーブルを選びました。どの家具をどこで使うかも、住まい手が自由に選んでいいと思います」

想いが詰まった家具に囲まれて、丁寧な暮らしを

まるで海外のアパートメントのように、どこを見ても絵になるH邸。住まいづくりのコツは、家具への深い愛情、そしてこだわりの暮らし方にあるのでしょう。 「家具は、一気に揃えるのではなく、購入するまでのプロセスを楽しみながら、満足いくものをじっくり買足したいと思っています。使い込むほどに味わいが増す、たくさんの家具に囲まれて暮らしたいですね」 家具やインテリアを一つひとつ、吟味して選んでいく。それこそが、丁寧に暮らすための大切な要素となるのでしょう。

【IDC OTSUKA STAFF Hさん/Profile】 家族構成/夫、妻 お住まい/福岡県

ご夫婦の趣味は、家具をはじめ食器や小物など、お気に入りを探したり選んだりすること。デンマークへの旅行は、かけがえのない思い出ばかりとか。お二人のセンスのよさが、あちこちに息づくお住まいです。

インテリアのはなし

インテリアのはなし編集部

大塚家具のインテリアのはなし編集部では、家具の選び方やレイアウトのコツ、お手入れ方法などインテリアについてのお役立ち情報をお届けしています。

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