ニュートラルな自分でいる

割と感情の起伏は少なくて、穏やかに過ごすようにしています。穏やかに努めるようになったのかもしれないですね。意識的に。宮沢賢治の『雨ニモマケズ』じゃないですけど、”自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず…”を念頭に。

役に入る時は、普段の穏やかな自分から徐々にスイッチしていく感じですね。役作りは、家の中で本を読みながらこうだなって思うことを試してみたり、行き帰りの電車の中で、「もっとこうだな」って思ったことを試してみたり。場所を選ばず、どんな時でも役作りのきっかけがあるんだと思っています。

散歩している時、その時自分が演じている役との共通点を見つけたりとか、「この役は、どんな風にこの景色を見るのかな?」って想像したり。内から作り上げるものと、外からもらうもの、どちらも大切にして役作りしています。誰がいつどんなヒントをくれるかわからないじゃないですか? 初めて会った人であっても、もしかしたら仕事のことだけでなく人生におけるヒントをもらえるかもしれないじゃないですか。だから、なるべく自分自身はニュートラルでいたいと思っています。どんな現場にも、そんなスタンスで赴きたいと思っています。

シンプルなものに囲まれて心を整える

ただ、ニュートラルな状態を続けるって難しいんですよね。

理不尽なニュースとかも流れたりするじゃないですか? いろんな制限がある中で、ウワッて思うことに対しても、一方向からの見方だけじゃなくて、冷静に別の角度から見て判断する時間を少しだけ持つように意識しています。怒りも悲しみも苦しみも、喜びも等しく感情としては同じ一つだと思うんです。だから、とにかく楽しいことがあっても、「ちょっと待てよ?!」って。調子に乗りすぎたら、他の人に迷惑をかけるかもしれないって考えるようにしています。それは、人に迷惑をかけたり、人を傷つけた経験がたくさんあるから、そう考えるようになりました。

「俺はそんなつもりで言ったんじゃないのになぁ」って経験があるので。それって悲しいじゃないですか。そういう気持ちもあって、ニュートラルな自分をキープしていたいなと思います。

なので、ニュートラルでいるためにも、なるべくものを置かなかったり、家の中に植物を取り入れて自然を身近に感じたり、身の回りをシンプルに整えるようにしています。

だから、家具を買う時はなるべくシンプルで一生使えるものを選びたい。家具は一生付き合えるものだと思うから。それって、私はあらゆることに精通していると思っていて。靴とかも、10年ぐらい履き続けているものあるんです。Tシャツ1枚、靴下1足であっても、長く使いたいと思うんです。家具はなおさらですよね。

人を思って作られたからこそ名品なのかもしれない

今日出合った家具の中でも、名品と言われているものはやっぱりすごいなと感じました。特に衝撃を受けたのが、Poltorona Frauのアームチェア「 バニティフェア」ですね。人のことを考えて作られたデザインだというのが伝わってきました。人間工学を用いた理論だったり、座った人を思ってデザインされた背景だったり…名品として長く愛され続けている家具たちって、シンプルさの中に職人さんたちの想いや技術があるんだって気づきました。

もともと物を長く使い続けたいタイプなので、家具は特に一生使い続ける、付き合っていくアイテム。なので本物を選ぶように、選べるようにしています。もちろん、お値段もしますけど、それに見合うものだと思います。

ITEM01

アームチェア 「Poltorona Frau バニティフェア」

椅子ってこういうことなんだなって感動しました。

「バニティフェア」はイタリアの名門家具ブランド、ポルトローナ・フラウを代表するモデル。渡部さんも座った瞬間に、職人が生み出したその精巧な作りに感銘を受けており、現代のアームチェアの原型として世界を魅了し続ける訳をその肌で実感していました。「ペレ・フラウ」と呼ばれる最高級の革を使い、熟練の職人技を駆使して生み出される美しい家具は、世界的に高い評価を得ています。ショールームには、内部構造がわかるサンプルもディスプレイされており、「ここまで見せても真似できないほどの技術と誇りを感じますね」と渡部さんもじっくり鑑賞。

W 940 x D 910 x H 990/シートハイ480(mm) /829,000円 〜

ITEM02

アームチェア 「チーフテンチェア」

デンマーク家具デザインの中でも象徴的な存在といえるフィン・ユールの代表作「チーフテンチェア」。チーフテン(=酋長)という名の通り、大きく優雅で存在感のあるラウンジチェアは、フィン・ユールが自邸の暖炉の前で寛ぐためにデザインされた椅子で、展示会でデンマークのフレデリック国王の目に留まり、国王が自ら座ったことで有名になったと言われています。「ラインがすごく綺麗ですね。肘掛部分など細かなところのデザインの良さを感じます。背もたれが高いので首も疲れなそう」力強い重厚感のあるフォルムで風格あふれる名品は、座り心地もハイクラス。

W 1000x D 880 x H 925 シートハイ345(mm)/1,584,000円(参考価格)
※レザーはキャメル、トープの2色展開

次回は3月17日(水)公開予定。
※情報は公開日時点のものとなります。

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