土屋家に受け継がれる 家具を“永く愛する”心
実家の家具はほとんど大塚家具という土屋アンナさん。有明ショールームを周りながら「実家を出るときに母とマットレスを買いに来ましたね」と昔の記憶を掘り起こしているようでした。幼い頃から丈夫な家具に触れ、自然と培われていったという“ものを大事に愛する”心。それはいつしか土屋さんの中で、永く家具と付き合っていくために欠かせない“愛情”へと変わっていったようです。
これ欲しい！ 土屋アンナセレクトアイテム
ウォーターベッド 「WATER WORLD ウォータースピリッツ09」
国内唯一のウォーターベッドブランド「WATER WORLD」のマットレスは、水の浮力で身体を優しく包み込み、心地よい眠りへと誘います。ウォーターバッグ底面にヒーターが装備され、冬期にはお好みに合わせて水を温めることが可能です。
マットレス 「REGALIA ザ・グランレガリア」
適度な硬さがあるのに、身体を預けたときに、スッと身体がマットレスになじむので、ベッドの上に寝ていることを忘れてしまいそうです。これはなんと説明すれば良いのか……まるで極上のフランス料理を食べたときのような気分(笑) あまりの気持ち良さに感想が「あ」や「お」で終わっちゃう……マットレスの優しさに包まれて、朝起きられなくなりそう。
レガリアシリーズを代表する「ザ・グランレガリア」は極上の寝心地を体験できる最高峰のマットレスです。最新技術を駆使した４種類の特徴の異なるコイルと、熟練職人による伝統のハンドタフティングにより、包み込まれるようなフィット感を実現しました。
人生の節目で家具を選ぶなら
大塚家具一択の土屋家
――ご家族とよく大塚家具で買い物をされていたと伺いました。
子どもの頃からよく家族で、新宿ショールームに家具を見に行きました。実家の家具も、ほとんど大塚家具だと思います。あと、さっき思い出したのですが、小学校入学のときも勉強机を大塚家具で買いましたね。
――大塚家具には、どんなイメージがありますか。
直球に、「永く使える良い家具がある」という印象が昔からあります。実家を出るときに、家具をどうしようかと母に相談したら、「家具を買うなら、大塚家具でしょ」と。それが土屋家の普通だったので、大塚家具以外の家具屋さんに行った記憶がない。 だからなのか、自分で家具を買うようになってからも、自然と実家にあった家具に似たものを手に取っていましたね。
おのずと身についた良いものを選び、愛する心
――土屋さんが選ぶ家具とはどういうものなのでしょうか。
素材が良くて、丈夫なもの。まさに大塚家具に置いてあるような家具です。 ちょっとした収納棚とか、そのときの必要に応じて家具を買い足す人もいますが、う ちの場合は、細々とした家具を買いません。ソファ、テーブル、椅子など、存在感があって、ドンと重く、大きいもののみですね。例えば、洋服が増えたからとりあえずポールハンガーを買おう、ではなく、洋服から小物まできちんと収納できる洋服ダンスを買う。 「良いものを買って、大事に愛してあげよう」と考える家族でした。だから家にあるものは、どれも「うちの住人にしたい」と納得して買ったものばかりですね。
――“良いものを買う、大事に愛する”という考えは、買い物のときに教えられたものなのでしょうか。
知らず知らずのうちに伝授されたものですね。家族と一緒に過ごして、毎日の中で当たり前のように見て、受け入れてきた価値観、習慣だから、大人になった今でもそう考えるのが自然なんですよね。食事も同じですけど、「この野菜おいしいよね」、「美味しい野菜といったら、この八百屋だよね」 みたいな。祖父が良いものを知っていたので、母も祖父を見てその考えを学んだのだと思います。それを私も母から受け継いでいる。
――ショールームでお眼鏡に叶うものはありましたか。
マットレスが欲しくて、今日見た2つが気になりました。今使っているベッドは子どもが飛びまくって、ギィギィ音が鳴るようになってしまったので……さすがにそろそろ寿命かなって思って(笑) マットレスが良いと極論、ほかの寝具をどう選んでもぐっすり眠れると思います。うちでは「高いお金を出してでも良いマットレスを買うべき」という考えが昔からあったので、実家を出るときも、大塚家具でマットレスを新調しました。
――選ばれた「REGALIA ザ・グランレガリア」と「WATER WORLD ウォータースピリッツ09」は、まったく違うタイプのマットレスですね。
マットレスは硬いほうが好みなので、ザ・グランレガリアは、もう「間違いない」という感じです(笑) ただ、本能で好きと感じたのはウォーターベッドでした。海が大好きでよくフリーダイビングをするのですが、海に潜っていると気持ち良すぎて、「水の中で眠ってみたい」と思うことがあります。もう、本当、水の中に住みたいくらい。その願いをウォーターベッドが叶えてくれた感じ。ただ、寝続けるとどんな風に体が変化していくのかわからないから、まずは1週間でも試してみたいですね！
家具は寿命まで付き合いたい
もしくは嫁ぎ先を決める
――家具を大事に使うとのことですが、買い替えるタイミングはどんなときですか。
うちは基本、家具を買い替えませんね。ほぼ使えなくなるまで、使い倒します。もちろん、どんどん家具を買い替える人もいれば、同じものを使い続ける人、どちらもいるし、その遊び方は人それぞれで自由だと思います。でも私は後者ですね。今使っている洋服ダンスも、実家で使っていたものです。値段も高いし、すっごく重いけど(笑) 長い間ずっと、愛用しています。
――物持ちが良いですね！
そうですね。なので、今日は久しぶりに家具を見ていて楽しいです。でも新しい出会いも楽しみたい気持ちもあるので、今まで使ってきた超相性が良いものを超えるような「今の時代、こんなものが出たの？」って出会いができたら、買い替えるかもしれません。それで使っている家具がまだ使えそうであれば、それを子どもや他の人にあげたり、寄付したりしますね。そのときが自分にとってのターニングポイントになるんじゃないかな。
――おじいさまやお母さまのように、自分が伝える側に回るということですか。
そうそう、それも面白いのかなって思います。自分が良いと思ったものを、子どもや他の人に伝えていく。壊れていたら処分しますが、自分が愛して使っていたものの嫁ぎ先をきちんと考えて、最後まで見届けたいですね。それが私なりの愛情だと思っています。
連載シリーズ
土屋アンナ モデル・歌手・女優
1984年3月11日生まれ、東京都出身。 1998年デビュー。モデル・歌手・女優など職業の枠にとらわれず幅広く活躍。3月10日にブルーノート東京にてバースデーライブを開催。3月17日公開となる映画『長ぐつをはいたネコと9つの命』日本語吹替版に出演。また、3月28日にはスペシャルアンバサダーを務める『Change Makers Fes』に出演し、国内外の社会課題に対してアクションを起こした子供・若者にエールを送る。プライベートでは二男二女の母でもある。
本能で「好き」と感じました。横たわると、身体の重さをベッドが吸収しているかのようで、ノンストレスの寝心地です。浮遊感があって、まるで水の中にいるみたいに気持ち良い！足がついて、地上にいることを思い出しました(笑) 隣に人が寝ていてもあまり動きが気にならないので、子どもたちと寝ても良さそう。