五感を刺激して童心スイッチを押す
畳の上に寝転がって天井を見るのもいいけど、畳の部屋がなくても上質な絨毯が一枚あれば事足りる。さらにその絨毯が、山とか海とか自然を想起させるものだとより良いですね。僕は田舎育ちなので、自分の子供時代の思い出は自然とともにあります。おばあちゃん家とその周りの海や山、畳のイグサと木の香り。そういう五感の刺激で気付くと童心に返っているような感覚が理想。子供の頃のままのポップな遊び心みたいなものはすごく大事で、それさえあれば世代や国籍を超えていろんな人と盛り上がれるんです。
手刺緞通 「UMI」
微妙な色調を染め分ける染色技術と織画の技法によって生み出された絨毯。柔らかく厚みのある質感は「手刺緞通」ならでは。ダイナミックな海の一瞬を切り取ったような深みのある風合いが美しい。
1400×2000(mm)
緞通 「KOKE」
場所によって手触りが異なる絨毯。目で見ても楽しめるけど、足の裏でも苔の質感が感じられる
建築家・隈研吾氏によってデザインされた絨毯。苔をモチーフとして素材や毛足の長さにこだわり、他に類を見ない斬新かつリアルな質感で日本の自然の豊かさを見事に表現している。
950×600(mm)
次回は8月21日(水)公開予定。
ずっと見てられる海の模様。一目惚れ