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この度ROLF BENZ TOKYOでは、Artill株式会社(アーティル株式会社)とのコラボレーションにより、奈良祐希 個展「Synergism」を10月23日(金)から11月3日(火・祝)にて開催します。
陶芸家・建築家という2つの顔を持つ奈良氏は1989年石川県金沢市生まれ。本展では、奈良氏の処女作であり高い評価を受けている「Bone Flower」シリーズを、「ROLF BENZ(ロルフベンツ)」のファーニチャーにインスパイアされてデザインした新作「Bone Flower meets Rolf Benz」シリーズ10点を発表いたします。

奈良氏は、350余年の歴史を誇る大樋焼 11代大樋⻑左衛門氏を父に持ち、祖父である10代目(現・大樋陶冶斎氏)は文化勲章受章者でもあります。
1600年代半ば、加賀藩主が京より千家茶道を取り入れた際、樂焼唯一の脇窯として金沢の地に生まれたのが大樋焼であり、初代・大樋⻑左衛門から、本家は代々、その名前を受け継ぎます。伝統家系の⻑男として生まれた奈良氏は当初、陶芸から距離を置き、東京藝術大学で建築を学び、同大学大学院(美術研究科建築専攻)を首席で卒業しました。

ROLF BENZは、1964年、丈夫なフレームづくりや丁寧な椅子張り技術など、ソファづくりに欠かせない技術が盛んなドイツのナーゴルド市で創立。世界ではじめてコーナーソファを発表し、新しいライフスタイルを確立したことで知られ、それ以来、業界のリーダーとして常に注目を集めています。
そのドイツを代表する高級家具ブランドROLF BENZが昨年世界市場に向けて発表した「グローバル・フラッグシッ2020年10月08日NEWS RELEASEそのドイツを代表する高級家具ブランドROLF BENZが昨年世界市場に向けて発表した「グローバル・フラッグシップ・デザイン」による世界初のROLF BENZ公式認定フラッグシップショップ「ROLF BENZ TOKYO(ロルフベンツ東京)」を会場とし、奈良祐希氏初となるインテリアとのコラボレーションが実現いたしました。
イタリア人デザイナーLuca Nichetto(ルカ・二ケット)が手掛けた、ROLF BENZの日本初登場となる最新ソファ「Liv」もあわせてご体感ください。

一般公開に先駆けてプレス関係の皆様にプレスプレビューを開催いたします。プレスプレビューでは、ロルフベンツ新作デザイナーLuca Nichetto(ルカ・二ケット)氏と奈良氏によりそれぞれの作品についての想いが語られるとともに、イタリアと日本をつないでトークセッションを実施いたします。何卒ご参加いただけますようご案内いたします。

イベント概要

期間:2020年10月23日(金)~11月3日(火・祝)

場所:ロルフベンツ東京
(東京都港区南⻘山六丁目4番6号 Almost Blue A棟)

営業時間:11:00~19:00

TEL:03-6419-4321(代表) 水曜定休(祝日除く)

内容:奈良祐希 最新作シリーズ「Bone Flower meets Rolf Benz」10点 お披露目展示販売
ロルフベンツ最新作 「Liv」お披露目展示販売

公式サイト:https://www.rolf-benz-tokyo.jp

Bone Flower meets Rolf Benz

本展で披露する「Bone Flower meets Rolf Benz」シリーズは、最新テクノロジーを用いた建築設計の手法と伝統的な陶芸技法とを融合させて生まれた「Bone Flower」シリーズが、伝統的な良さを残しながら時代に沿って世界を魅了するデザインと高いクオリティの両面に秀でたコンプリートブランドであるROLF BENZのファーニチャーに掛け合わさり完成されたものです。
個展名称になっている“Synergism”(相互作用)は古来からの日本文化にもあります。万葉集に始まり、日々の暮らしの中で感じたことを表現できる魅力を持つ短歌や俳句で行われる詠み合い、能・歌舞伎での即興舞踊や演者の絶妙な掛け合い。現代においては漫才やラップバトルにも見られる、2つのものが相互に影響し、引き立て合う関係性に着目しました。
従来、アートは個の感覚、ファーニチャーは全体の感覚と乖離した別々の思考回路で考察をするため、お互いに混ざり合っていない状況があります。しかし本来には、親子のようであり、恋人同士のようでもある、対になることで相互に高め合う関係がアートとファーニチャーにはあると奈良氏は考えます。
敗戦からの奇跡的な復興・経済成⻑という共通点のある日本とドイツですが、芸術分野においても互いに影響し合い、文化交流を育んできました。美術の規範となる教育法や合理主義・機能主義で、日本のデザイン界や建築界、教育界に多大な影響を与えたドイツのデザイン学校バウハウス、有田焼の影響を受けたとされるマイセン磁器など、枚挙にいとまがありません。日本とドイツの親和性を本展で感じていただけたらと思います。
奈良氏が常に意識してきた、建築と陶芸、伝統と最先端の融合に加えて、アートとファーニチャー、日常と非日常、日本文化とドイツ文化という関係の掛け合わせも内包した新たな奈良氏の世界をこの機会にご高覧頂きたくご案内申し上げます。

Nara Yuki 奈良祐希

東京藝術大学建築科を首席で卒業した建築家であり、また、約350年の歴史を誇る大樋焼十一代大樋⻑左衛門を父にもつ陶芸家。
1989年十一代大樋⻑左衞門の⻑男として金沢市に生まれる。

<学歴>
2017 東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻 首席卒業
2016 多治見市陶磁器意匠研究所 卒業
2013 東京藝術大学美術学部建築科 卒業

<公募展・招待展・グループ展>
2019 Art Central (香港)
2018 アート台北 (台湾)
2018 Asia Contemporary Art Show (香港)
2018 Les Promesses du Feu (フランス)
2017 ASIA NOW (フランス)
2017 Design Miami / Art Basel (スイス)
2017 TEFAF Maastricht (オランダ)
2017 COLLECT (イギリス)
2016 SOFA CHICAGO (アメリカ)

<デザイン>
2015 kizuna(ビアタンブラー / ニッコー)
2013 六角堂プリン(デザイン / 浅田屋)

<建築>
2020 Node (金沢市)
2018 障子の茶室(台南市美術館 / 台湾)
2018 五行茶室(金沢21世紀美術館 / 金沢)

<コレクション>
根津美術館(東京都)

日本初登場ROLF BENZ 最新作「Liv」

ロルフベンツイメージ

ソファ「Liv」
※写真はイメージです。ロルフベンツ東京の展示仕様は価格:コーナーソファ¥3,030,000(税込)サイズ:W2980 ×D2520× H860㎜

コンテンポラリーなリビング空間でソファは生活スタイルを象徴する中心的な存在です。ここは新しいアイデアが生まれたり、癒しを得たり、またはイベントなどが楽しまれる空間。南ドイツのブラックフォレスト地域から、イタリアのソファ・アートとドイツ技術の融合により2020年のラグジュアリーソファROLF BENZ 「Liv」が誕生しました。
この新しいリビングコンセプトの名前 “Liv”は、スカンジナビアではまさに「人生」そのものを意味し、英語でも “Live!”の「生きろ」という意味に通じています。

1976年ベニス生まれ。
ベニスのIstituto statale d’arte校を卒業した後、インダストリアルデザインをUniversità Iuav di Veneziaで学び1998年に卒業。1999年からムラノガラスの製造メーカーを経て照明メーカーのFoscariniのプロダクトデザイナーと照明コンサルタントとソファ「Liv」 ※写真はイメージです。ロルフベンツ東京の展示仕様は価格:コーナーソファ¥3,030,000(税込)サイズ:W2980 ×D2520× H860㎜業。1999年からムラノガラスの製造メーカーを経て照明メーカーのFoscariniのプロダクトデザイナーと照明コンサルタントとして活躍し、2006年にベニスで独自の事務所を設立。2011年にスウェーデンのストックホルムに2つ目の事務所を構え、現在の本拠点として数多くの大手企業のデザインをディレクションしている。
ニケット氏が手掛けた家具、アクセサリーなどのプロダクトや建築や展示空間のイノベーティブなデザインは数多くのデザインアワードを受賞し世界中で評価されている。Università Iuav di Veneziaの大学教授として、また多くの国際デザインコンペの審査員としても活躍している。

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