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【美しい表情の決め手】家具を仕上げる塗装

仕上げの変化は家具そのものを左右します。質感や使い心地、その表情も姿も変えます。家具の仕上げは使い心地の良さを左右する重要な要素。同じ材質でも、仕上げが違えば質感やお手入れの方法も異なります。また色を塗るという仕上げによって素材本来の質感に制約されない自由な表現が可能になります。

2018/05/18

仕上げ7種類の特徴とお手入れ方法

漆塗り

日本でも古来、用いられている塗装です。ウルシノキの樹液が原料。手作業で5~20回の塗りが繰り返されます。紫外線に弱いので直射日光には注意が必要。

お手入れ方法:毛ハタキでほこりを払ってからやわらかい布で乾拭き。水をこぼしたときにはすぐに拭き取りましょう。

オイルフィニッシュ

植物性油脂を主成分としたオイルをすり込んで仕上げます。木材の質感を楽しむことができます。天然素材でできているので体に優しい人気の塗装法です。

お手入れ方法:普段は乾拭き。年数回、専用オイルをすり込みます。木の表面がコーティングされていないので油や水分を吸収してシミになることもあります。

フレンチポリッシュ

別名セラックニス。昆虫が分泌する物質をアルコールで溶かしたニスを何度も塗り重ねる仕上げ。非常に薄い仕上げが特徴です。天然原料なのでシックハウス対策にも有効。

お手入れ方法:普段はほこりを払ったあとに乾拭き。年に数回ワックスをかけて乾燥を防ぎ、艶と光沢を保ちます。

ポリウレタン塗装

木の表面に薄く樹脂の膜を作る、つるつるした質感の仕上げ。汚れが付きにくく熱や水に強い性質があります。

お手入れ方法:通常はやわらかい布で乾拭き。ひどい汚れは布に中性洗剤を薄めた液を含ませて拭き取った後に乾拭きします。

ポリエステル塗装

鏡面仕上げの代表的な塗装。艶やかな風合いが魅力です。部分的な補修や磨き直し、塗り直しも可能。

お手入れ方法:通常はやわらかい布で乾拭き。ひどい汚れは布に中性洗剤を薄めた液を含ませて拭き取った後に乾拭きします。

UV塗装

紫外線(UV)を当てると硬化する塗料を用いた仕上げ。硬く傷が付きにくいのが特徴で、テーブルやデスクに多く用いられます。ただし無垢材には向きません。

お手入れ方法:通常はやわらかい布で乾拭き。ひどい汚れは布に中性洗剤を薄めた液を含ませて拭き取った後に乾拭きします。

ラッカー塗装

アクリル樹脂を用いたアクリルラッカーが一般的。価格が手頃でなめらかな仕上がりですが、反面、日光や熱に弱く黄ばみやすいという短所があります。

お手入れ方法:普段はほこりを払ったあとに乾拭き。年に数回ワックスをかけて乾燥を防ぎ、艶と光沢を保ちます。

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インテリアのはなし編集部

大塚家具のインテリアのはなし編集部では、家具の選び方やレイアウトのコツ、お手入れ方法などインテリアについてのお役立ち情報をお届けしています。

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