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枕カバーやシーツは何色に? 意外と知らない! 眠れる色の選び方

枕カバーやシーツの色や柄。どのように選んでいますか? 何となく好きな色を選んでいる、という人も多いかもしれません。でも、せっかくなら、安眠しやすい色の枕カバーやシーツを選びたいもの。

そこで、大塚家具のスリープアドバイザーが眠れる色の選び方を指南します。

2023/07/26

枕カバーやシーツの色や柄。どのように選んでいますか? 何となく好きな色を選んでいる、という人も多いかもしれません。でも、せっかくなら、安眠しやすい色の枕カバーやシーツを選びたいもの。

 

そこで、大塚家具のスリープアドバイザーが眠れる色の選び方を指南します。

自然の色=アースカラーは眠れる色

枕カバーやシーツなどのファブリック。色や柄など種類がたくさんあると、うれしい反面、選ぶのに困ってしまうことも。つい好みの色や柄を選びがちですが、実際安眠を得られる色は何色なのでしょうか?

安眠を得やすいのは、自然に近い色=アースカラーと言われています。例えば、ベージュやブラウンなどの茶色系。これは、自然にある木の幹、土の色、肌の色と同じですね。心を落ち着け、リラックスさせてくれます。

さらに、森林や木の葉の色、自然を象徴する色といえば緑色。興奮を抑えたり、血圧を下げたりする効果が望めるほか、筋肉や骨、身体の組織を作る力を促す色とも言われています。

 

また空や海の色といえば青。心を鎮め、スムーズに入眠させてくれる効果もあるとか。

 

なかなか寝付けない、眠りが浅いなどの問題があり、眠りの質を良くしたいとお考えの方は、まずこのアースカラーの布団カバーや枕カバーを選んでいただきたいですね。

それでは逆に、避けた方がいい色はありますか?

脳が緊張したり、覚醒したりして、眠りにくくならないためにも、赤や紫、オレンジなど、鮮やかな目に飛び込んでくるような色は避けたいものです。

 

先ほど眠れる色としてご紹介した青も、ビビッドな青色ではなく、淡い青色のほうがよりリラックスできると言われています。とにかく、脳への刺激を強くしないことがポイントです。

ビビッドな色も差し色として使うならOK

でも、赤や紫、オレンジなどの鮮やかな色が好きという人はどうすればいいでしょうか?

そうですね。基本的にはお客様のお好きな色を選んでいただくのが一番だと考えています。

 

そのため、お店でもまずお客様にお好みの色を伺いますが、赤などのビビッドな色がお好きという方もいらっしゃいます。

 

そんなときは、柄の一部分に赤が入っているものを選ぶとか、差し色としてクッションなどの小物に赤を使うとか、そういった方法をおすすめしています。

柄物のファブリックもありますが、脳に刺激を与えないという意味では、避けたほうが無難でしょうか? 選び方のポイントがあれば教えてください。

いいえ。柄物でも問題はないです。寝室にも個性を出したいというお客様も、いらっしゃいますし。ただし、大きい柄より細かい柄を選ぶのがポイント。

柄や色については、全部揃えるべきかどうか、迷ってしまいます。合わせ方のポイントはあるのでしょうか?

お好みにもよりますが、メリハリを利かせるという意味では、枕カバーと布団カバーの色や柄を揃えて、マットレスカバーはほかの色にするというご提案をしています。

 

例えば、上記のインテリアのように、枕カバーと布団カバーを柄物にしたら、マットレスカバーを白の無地にするなど。そのほうが、より色や柄が生えてきますね。

衣替えをするように季節や気分で変えてもOK

ほかにファブリック選びのポイントはありますか?

お客様によく伺うのは、寝室の家具の色、カーテンなどのほかのファブリックの色とのバランスです。

 

家具は木目調、ベージュ調など、茶色系統の抑えた色が多ければ、ファブリックはブルーやグリーンで明るさをプラスしてあげる。

 

抑えた色の家具に、さらに黒などのファブリックを合わせてしまうと室内が暗い印象になってしまいますからね。

 

また、ほかのインテリアと違って、布団カバーや枕カバーなどのファブリックは、気軽に変えやすいもの。

 

寒い冬にはベージュなどの暖色系で温かみを出して、夏には青などの寒色系で涼しさを出すよう決めている、というお客様もいらっしゃいます。

 

あとは気分で、洋服を変える感覚で、ベッドのファブリックを変えても楽しいですね。

 

何はともあれ、眠りやすい色=アースカラーと覚えておいていただき、快適な寝室空間を作っていただければ幸いです。

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