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[家具・インテリアのお手入れ]革のソファ・チェア編

使い込むほどに味わい深く、肌になじむような座り心地が革張りのソファやチェアの魅力。革独特の風合いを長く愉しむために欠かせないのが、日々のメンテナンス・お手入れです。今回はそんな革張りのソファやチェアを、長くいい状態で使っていただくためのお手入れ方法をご紹介します。

2021/10/26

革のソファやチェアの風合いを長く愉しむために

革張りのソファやチェアは高級感があり、また使い込むほどに革の色合いや質感が変化して風合いが増していくという魅力があります。しかし、皮革は人間の肌と同じで、丈夫な反面、表面は大変デリケートです。良い状態で長くご使用していただくためには定期的なお手入れと正しいご使用が大切です。

「しまった!」となる前に、定期的なお手入れを

革のソファやチェアは布のソファよりも汚れにくく、使えば使うほどくたっと柔らかくなる風合いも「味」。そんなイメージもあって、お手入れをしていない人も多いのではないでしょうか。 ところが、そうではありません。革のソファやチェアもお手入れは重要です。お手入れを怠ってしまうと、汚れが残ってしまったり、革がひび割れてしまうことがあります。ひび割れを直すためにはプロの手に委ねるしかありません。手遅れにならないために、最低でも半年に一度はお手入れをしてあげましょう。

革のソファのお手入れは洗顔と同じ。汚れ落としと保湿がカギ

革のソファのお手入れは、例えるならば“洗顔”と同じ。まずは汚れを落とし、保湿をして完了です。汚れを落とすだけでは乾燥してひび割れの原因にもなりますし、保湿だけではキレイになりません。汚れ落としと保湿、2つセットで行うことで、長くキレイな状態を保つことができるのです。

革はデリケート。専用のレザークリーナーでやさしく!

革は丈夫そうに見えますが、表面は肌と同じでとてもデリケート。このため、お手入れには専用のレザークリーナーを用意しましょう。

革の「染め方」によってお手入れ方法は違う

革の染め方や塗装には、いくつかの種類があります。「アニリン染め」「セミアニリン染め」「顔料仕上げ」の3つに分類され、この染め方の違いによって使用するメンテナンス用品は異なります。メンテナンス用品を間違えて使用してしまうと、逆に革を痛めてしまう場合がありますのでご注意してください。

革の染色別 お手入れ方法

アニリン染め

染料で繊維を染め、表面を保護する程度ごく薄くコーティングを行います。革本来の表情を楽しめてなおかつ革の特徴的な変化を味わえ、「革らしさ」を何よりも楽しむことができます。
染色後もシワや傷等の天然の跡が残ります。革、部位によって色の濃淡が出るのも特徴です。
表面の塗装が薄いため、とくに柔らかな肌触りで、体温も革に伝わりやすく温かな感触です。
使える部分が限られることもあり、高価なものが多くなります。

アニリン染めのお手入れ方法

日頃のお手入は、ホコリを払い柔らかい布でカラ拭きしてください。
注意)必ずホコリをはらってからカラ拭きしてください。汚れを革のシボの奥に押し込んでしつこい汚れ(テカリ)の原因になります。

化学雑巾はご使用にならないでください。
専用のメンテナンス用品をご使用してください。

セミアニリン染め

染料で繊維を染め、表面に顔料などの塗料を用いて仕上げます。アニリン染めと顔料染めの中間的な仕上げ方法で、アニリン染めほど、革が持つ天然の特徴(シワや傷)は残らず、染め上がりは比較的均一に仕上がります。
アニリン染めと比べると、表面の塗装が厚くなるため、やや体温は伝わりにくくなりますが、比較的柔らかな肌触りです。

セミアニリン染めのお手入れ方法

日頃のお手入は、ホコリを払い柔らかい布でカラ拭きしてください。
注意)必ずホコリをはらってからカラ拭きしてください。汚れを革のシボの奥に押し込んでしつこい汚れ(テカリ)の原因になります。

化学雑巾はご使用にならないでください。
専用のメンテナンス用品をご使用してください。

顔料仕上げ

塗装仕上げとも呼ばれ、顔料で表面塗装を行います。塗装で革表面の穴や凸凹が埋められた状態になるため、アニリン、セミアニリンに比べて表面が均一になります。
塗膜が厚く、革の持つ特徴はほぼ完全に覆い隠されます。そのため、体温が伝わるまで時間を要し、夏場は蒸れやすくなります。ややごわついた感触になりますが、丈夫で汚れも簡単に拭き取ることができます。
傷等が隠れるため革を効率よく使え、手頃な価格帯です。

顔料仕上げのお手入れ方法

日頃のお手入は、ホコリを払い柔らかい布でカラ拭きしてください。
専用のメンテナンス用品をご使用してください。

合成皮革

革製品に似せた製品である「合成皮革」や「人工皮革」とは、一般的に基材と言われる生地のベースとなる素材に、樹脂を浸み込ませたり、コーティングをし、表面に型押し等の加工をして外観や触感を本物の皮革風にした製品を指します。

合成皮革のお手入れ方法

日頃のお手入れはホコリを払い柔らかい布でカラ拭きしてください。
ひどい部分汚れは、中性洗剤を薄め(3%~5%)、きれいなタオル等で固く絞り汚れ部分を拭き取ってください。その後、きれいな水で濡らしたきれいなタオル等で洗剤分をよく拭き取り、乾いたタオル等で水分をしっかり拭き取ってください。

アニリン染め、セミアニリン染めのお手入れ方法をご紹介

①まずは表面をから拭き。柔らかい布で、やさしく拭きあげます。

②レザークリーナーをスポンジに含ませ、泡立てます。洗顔する時のようにやさしくスポンジを動かしていきます。
※革の染め方や素材に適した専用のレザークリーナーを選び、色落ちしないか目立たない箇所で確かめてから使いましょう。

③清潔な柔らかい布で汚れを拭き取ります。

④一度自然乾燥させた後、仕上げにレザープロテクションクリームを塗ります。その後、再度自然乾燥させて完了です。

お手入れ方法を動画でご紹介

半年に一度のお手入れで、革の持つ質感をいつまでも

本革張りのソファやチェアの一番の魅力は、革独特の質感ではないでしょうか。だからこそ、いつまでも革の持つ風合いや手触りは大切にしたいもの。半年に一度、ちょっとした手間をかけて、革のソファやチェアを長くお愉しみください。

おすすめメンテナンス用品

アニリン染め・セミアニリン染め 専用レザークリーナー

【セット内容】
レザークリーナー、プロテクションクリーム:各1本、スポンジ、クロス、取扱い説明書

 

レザーソフトクリーナー
革製品についた水溶性のシミや日常の使用で発生した汚れを、泡で浮かせて除去します。アルコールや軽油等の溶剤が含まれていない水溶性クリーナーのため、革にやさしく、表面加工にダメージを与える事無く洗浄効果を発揮します。また、嫌な生活臭やタバコの臭いを消臭する効果もあります。

レザープロテクションクリーム
革に必要な栄養を与え、革の内側に「バリア」のように通気性の高い保護膜を形成し、蓄積する汚れの浸透を防ぎます。保護膜は撥水・撥油効果があり、汗や皮脂等の侵入を防ぎます。また、汚れを付着しにくくさせ、付着しても取りやすくなり、革は痛むのを抑えます。環境にも人にも優しい水性の保護剤のため、安心してご使用いただけます。

商品の詳細はこちら

顔料染めの革におすすめのクリーナー

皮革の生地を傷めないアミノ酸系界面活性剤とカルナバワックスを主成分とした、「クリーナー」「ワックス」オールインワン泡状クリームです。一本でメンテナンスが行えるため手軽ですが、顔料仕上げの皮革にのみご使用ください。

商品の詳細はこちら

合成皮革におすすめのクリーナー

合成皮革の為に開発された汚れを落としながらシットリとした仕上がり感を与える泡状クリーム少量で広い面積に使うことが出来ます。静電気防止剤入りでホコリなどの吸着を防ぎます。

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