目次
- 1 ソファの汚れの原因と特徴
- 1.1 ハウスダストによる汚れ
- 1.2 皮脂や汗などが付着する
- 1.3 食べこぼしや飲みこぼしで汚れる
- 1.4 お子様のいたずらや落書きによる汚れ
- 1.5 ペットの汚れ
- 2 【素材別】ソファの掃除方法
- 2.1 【各素材共通】普段のお手入れは掃除機やコロコロを使って掃除する
- 2.2 ファブリック(布製)ソファは掃除機と洗剤を使う
- 2.3 合皮のソファは洗剤を含んだ布で拭く
- 2.4 本革のソファは専用クリーナーを使って拭く
- 2.5 布製ソファはカバーリングタイプだと洗濯ができる
- 3 お手入れが楽なソファを選ぶポイント
- 3.1 小さなお子様がいる家庭はカバーリングタイプの布製ソファがおすすめ
- 3.2 ペットがいる家庭は合皮のソファがおすすめ
- 3.3 経年変化を味わうなら本革のソファがおすすめ
- 4 お手入れが楽なおすすめソファ
- 4.1 カバーリングがドライクリーニングできるファブリック(布製)ソファ
- 4.2 ペットにもおすすめの合皮ソファ
- 4.3 定期的なメンテナンスで長く使える本革ソファ
ソファの汚れの原因と特徴
使用頻度が多いソファには様々な汚れが付着しています。まずは、ソファに付きやすい汚れの原因や特徴について見ていきましょう。
ハウスダストによる汚れ
寝転んだり、ゆったり寛いだりするソファは、ハウスダストが溜まりやすく、座面やクッションに付着しやすいもの。ハウスダストはアレルギーの原因にもなってしまうため、掃除をして取り除くことが必要です。
皮脂や汗などが付着する
肌が直接触れる場所や背もたれ、座面などには皮脂や汗が染み込んでいることがあります。そのまま放っておくと、ソファのシミの原因に。また、皮脂や汗は臭いの原因になるため、汚れだけでなく臭いも蓄積してしまいます。
食べこぼしや飲みこぼしで汚れる
小さいお子さんがいらっしゃる場合は、ソファの上での食べこぼしや飲みこぼしなどで汚れてまうことが多いでしょう。特に、食べこぼしや飲みこぼしは、しっかり掃除しなければ、酸化して頑固なシミの原因にもなってしまいます。
お子様のいたずらや落書きによる汚れ
クレヨンや油性マジック、カラーペンなど、お子様のいたずらや落書きによって汚れることもあります。ソファの素材によっては、色素が染み込んでしまい、汚れが落ちない場合もあるので、放置せずすぐに適切な方法で対処しましょう。
ペットの汚れ
ペットの毛や汚れがソファに付着したり、臭いが付いてしまう場合があります。また、ソファの上が排泄物で汚れてしまうことも少なくありません。ソファは丸洗いできない家具なので、座面やクッションに付いた臭いが気になる方も多いでしょう。
【素材別】ソファの掃除方法
ソファの細かいゴミやホコリは掃除機などを使って掃除ができますが、シミや表面の汚れは拭き掃除で落としましょう。
掃除方法によってはソファの素材を傷めてしまうこともあるので、正しい方法を知っておくことが大切です。
ここでは、素材別のソファの掃除方法について詳しく解説します。
【各素材共通】普段のお手入れは掃除機やコロコロを使って掃除する
普段のお手入れやちょっとしたゴミを取り除くためには、掃除や粘着クリーナーのコロコロを使いましょう。
綺麗に見えるソファの表面でも、意外に多くの髪の毛や小さなゴミが付着しています。
背当てと座面の隙間などは掃除機を使って、座面や背当ての表面は粘着クリーナーを使うと簡単かつ綺麗に掃除ができます。
粘着クリーナーでは取りきれない布の目に詰まったホコリを取り除く場合は、ブラシを使ってブラッシングしましょう。
ファブリック(布製)ソファは織り目が見えるので、目に沿ってブラッシングすることで、細かい汚れも取り除くことが可能です。
間違えた方法で掃除すると汚れが広がることもある
普段のお手入れ方法として、掃除機と粘着クリーナー、そしてブラシによる方法をお伝えしました。
ブラシでブラッシングする場合は、毛先が柔らかいものを選んでください。
毛先が硬いブラシでブラッシングすると、布を傷つけてしまう恐れがあるため注意が必要です。
また、ソファのシミや汚れを取り除く場合は、素材に合わせた適切な方法で実施しなければ、汚れが広がってしまうこともあります。
ファブリック(布製)ソファは掃除機と洗剤を使う
ファブリック(布製)ソファの掃除方法は、主に掃除機と中性洗剤を使います。
ソファ表面の汚れは掃除機を使い、シミがある部分には、タオルに水で薄めた中性洗剤を少量付けて叩きながら洗剤を馴染ませてください。
シミ部分に洗剤をつける時は、擦らず、ポンポンと叩きながら馴染ませること。擦ってしまうとシミが広がってしまいます。
また、ソファの座面や背当てに重曹を撒いて、数時間放置した後に掃除機で吸い取る方法もおすすめです。
重曹は弱アルカリ性なので、汗や皮脂汚れなどの酸性の汚れを中和して落としてくれる効果があります。
合皮のソファは洗剤を含んだ布で拭く
合皮のソファは、掃除機をかけすぎると傷がついてしまうため注意が必要です。
まずは、表面を乾いたタオルで乾拭きをしておきましょう。次に、中性洗剤を水で薄めたものにタオルをつけて固く絞り、ソファ全体を拭いてください。
全体を拭き終わったら、水拭きと乾拭きを行い、十分に乾燥させれば完了です。
シミなどの汚れがある場合は、専用クリーナーや重曹と水を混ぜた重曹水を使うのもおすすめ。
素材や色によっては洗剤や重曹によって変色してしまう恐れがあるので、掃除前に必ず目立たない部分に洗剤や重曹をつけて変色がないか確認してください。
本革のソファは専用クリーナーを使って拭く
本革ソファの掃除は専用クリーナーを使います。
クリーナーを使う前に、ソファに溜まっているホコリなどを掃除機で取り除き、表面を乾いたタオルで乾拭きをしておきましょう。掃除機をかけすぎると傷がついてしまうため注意が必要です。
その後、固く絞った濡れタオルでソファ全体を拭いて汚れを落としやすくしておきましょう。
次に革用レザークリーナーをつけて、シミや汚れ部分を優しく拭き取っていきます。力を入れすぎると、逆にシミの原因にもなってしまうため、優しく拭き取ることがポイント。
クリーナーでソファの汚れを落としたら、革用保護クリームを全体に塗り、仕上げに乾拭きをして完了です。
布製ソファはカバーリングタイプだと洗濯ができる
布製カバーのソファの場合は、素材によって洗濯ができるものもあります。コットンやポリエステル、ポリ混紡は洗濯機や手洗いができるものが多いです。
リネンやベルベット混紡は、「洗濯可」と記載があっても洗濯機で洗うことは避けましょう。繊維もデリケートであり、自宅でのお手入れが難しいため、ドライクリーニングに出すことをおすすめします。
また、撥水・撥油・抗菌・防汚・消臭などの加工がされた張地は、洗濯をする事で効果が低くなるものがあるので、洗濯をする前に必ず「取扱説明書や商品タグ」で確認しておきましょう。
お手入れが楽なソファを選ぶポイント
ソファの掃除方法についてご紹介しましたが、お手入れが楽なソファは使用シーンによっても変わってきます。
ここでは、ご家庭のシチュエーションに合わせた「お手入れが楽なソファを選ぶポイント」について、ご紹介します。
小さなお子様がいる家庭はカバーリングタイプの布製ソファがおすすめ
※画像はイメージです
小さなお子様がいる家庭であれば、カバーリングタイプの布製ソファがおすすめです。カバーリングができるソファなら、落書きや食べこぼしで汚れた時も、取り外して洗うことができるのでメンテナンスが楽々。
また、ハウスダストなどが気になる場合も、定期的にカバーリングを掃除することで、綺麗な状態を保つことが可能です。
カバーリングタイプならカバーのみを買い換えることもできるので、新しいカバーに付け替えることで見た目も綺麗に保つことができます。
クリーニングに出して洗濯できる
ソファのカバーリングはドライクリーニングに出すことができるので、丸洗いすることができます。
ドライクリーニングは、水を使わず専用の溶剤を使って洗濯するので、油性の汚れが落ちすいことが特徴。水を使った洗濯によって起こりやすい縮みや型崩れのリスクを軽減してくれます。
季節に合わせてカバーを変えて模様替えもできる
カバーリングを取り外すことができるので、季節に合わせて色やデザインを変えたり、気軽にお部屋の雰囲気を変えたりすることもできます。
ソファを買い替えるとなると費用もかかってしまいますが、気軽に模様替えを楽しみたい場合は、カバーリングを交換する方法もおすすめです。
ペットがいる家庭は合皮のソファがおすすめ
※画像はイメージです
ペットがいるご家庭では、合皮のソファがお手入れしやすいのでおすすめです。撥水性に富んでいることから、よだれや排泄物などが染み込むのを防いでくれます。
また、合皮は引っかかりが少なく、強度が高い素材であり、爪や歯などが縫い目に入りにくい傾向があるため、布製などに比べると傷がつきにくいでしょう。
ペットによる傷などは否めませんが、比較的安価で買い替えもしやすいこともメリットです。
汚れに比較的強く洗剤で拭き取るだけでお手入れが楽
合皮のソファは比較的汚れに強く、ペットのよだれや排泄物などが付着した場合も、洗剤で拭き取るだけで汚れを落とすことができます。
普段のお手入れも簡単なので、拭き掃除だけで綺麗に保てるソファを探している方におすすめ。
経年変化を味わうなら本革のソファがおすすめ
本革のソファは、使っていくうちに美しい色合いに変化し、感触が馴染む風合いの変化である「経年変化」が魅力の一つです。
高級感があり価格もお高めですが、大切に育てていくことで長く使い続けることができます。
ホコリやダニが付着しにくく、吸放湿性にも優れる
本革はダニやホコリが付着しにくい素材と言われています。完全に付着しないわけではありませんが、非帯電性なので電気が溜まらず、静電気によるハウスダストなどの吸着がないのです。
また、革の毛穴を残す染め方(セミアニリン染め・アニリン染め)のソファの場合は、吸湿性と放湿性にも優れ、気温による風合いの変化が少なく、1年を通して快適に使用することができます。
革の吸湿放湿性の効果については、染め方によって効果が発揮されないものもあるため、全ての本革ソファが同じ性質を持っているわけではありません。
例えば、顔料の場合は、他の染め方に比べて塗料の厚みがあるため、冬場触ったときに、ひやっとする傾向があるなど、染め方によって使い心地が変わってきます。
定期的なメンテナンスで長く使える
本革のソファは専用クリーナーなどのお手入れが必要ですが、こまめに手をかけることによって、長く使い続けることができます。
カバーの洗濯などの必要がなく、定期的なメンテナンスで長く使い続けられることを考えると、お手入れも楽といえるでしょう。
お手入れが楽なおすすめソファ
カバーリングがドライクリーニングできるファブリック(布製)ソファ
脱着テープで取り外し可能なカバーリングソファ
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128,000円(税込)
幅1700X奥行1030X高さ700 / 座面高400
ソファに腰掛けておしゃべりしたり、本を読んだり、寝転んだり、自由度の高い使い勝手のソファ。リラックスしたいときは背クッションを枕のかわりに。足を伸ばして座ったり、いろいろなスタイルで使用可能です。
■材質
・張地:布(ポリエステル100%)
・クッション(座):ライトウェーブ(ポリエチレン100%)、ウレタンフォーム(密度50kg/m3、厚さ5cm)
ペットにもおすすめの合皮ソファ
ソフトレザーでお手入れが簡単な合皮ソファ
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99,800円(税込)
幅1910x奥行890x高さ820 / 座面高410
ソフトレザー張りでお手入れが楽なソファです。座面にはS字スプリングとポケットコイルを2重で使用しており、適度な弾力と耐久性を兼ね備えております。座面幅がゆったりとしたサイズですのでくつろげます。低めに設定された背もたれと肘かけ、スリムな脚部がすっきりとした印象で圧迫感を感じさせません。
■張地
・合成皮革ブラック色(#C500S)
・表面:ポリウレタン100%、裏面:コットン40%,ポリエステル60%
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その他、大塚家具では豊富なスタイルのソファを扱っております。
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