目次
- 1 夫婦で好みのソファが違う!
- 1.1 座ってわかる「ぴったりのソファ」の見分け方
- 1.2 座らなくてもわかる、「お似合い」のサイズ
- 2 奥行について
- 2.1 ソファ全体の奥行と座面の奥行
- 2.2 座面の奥行が浅いソファのメリット・デメリット
- 2.3 奥行浅めのおすすめソファ
- 2.4 座面の奥行が深いソファのメリット・デメリット
- 2.5 奥行深めのおすすめソファ
- 3 座面高について
- 3.1 座面高とは
- 3.2 人間工学でぴったりの座面高を調べる
- 3.3 実際に身長差のあるスタッフが座ってみました
- 3.4 座面高が低め(40cm以下)のおすすめソファ
- 3.5 座面高41~44cmのおすすめソファ
- 3.6 座面高が高め(45cm以上)のおすすめソファ
- 4 ソファ選びに迷ったら、プロにご相談ください
夫婦で好みのソファが違う!
近年、店頭ではなく、ECサイトで家具を買う機会が増える中でもソファだけは実際に見て買いたいという声を多く聞きます。
大きな買い物ですし、毎日座りたいものだから、デザインだけでなく座り心地が気になりますよね。
ソファをお探しで、特に身長差のあるご夫婦をご案内するとよくあるのが、座り心地の好みの違い。ある程度事前に「こんなソファがいい」というようなデザインの共通イメージを持たれていても、実際に試してみると好みが一致しないことが多くあります。
それもそのはず。身長によってしっくりとくるサイズが異なるからです。
座ってわかる「ぴったりのソファ」の見分け方
ソファに試座すると、軽く座るだけで、心地よいときとなんだか座りが悪いと感じることがあると思います。
シートの硬い/柔らかいに対する好みはあるものの、座った姿勢を一目見るだけで「このお客様にはこのソファがフィットしているな」という点がわかります。
もちろん、「ソファでどう過ごしたいのか」で選ぶ基準も変わるため一概にはいえませんが、ソファを試す機会がある場合は以下のポイントをチェックしてみてください。
・足が浮いていないか
ソファの奥まで腰かけた際、足裏はしっかりと床についていますか。足が浮いてしまうと、姿勢が安定しないため、身体へ負担がかかってしまいます。
・足の角度は90度になっているか
座面が低く、膝が上がった状態で座っていると腰への負荷が大きくなったり、立ち座りが大変なことも。高すぎるソファに座っていると太ももの後ろが圧迫されて、下半身の疲れの原因になります。
座らなくてもわかる、「お似合い」のサイズ
ECサイト、実店舗とも共通してわかる情報のひとつに「サイズ」があります。
ソファのサイズには、
・幅(W:ソファの横の長さ)
・奥行(D:ソファの前面から背面までの長さ)
・高さ(H:床から一番高いところまでの長さ)
・座面の幅(SW:肘掛などを除いた幅)
・座面の奥行(SD:背もたれ前までの奥行)
・座面高(SH:床からシート上までの高さ)
・肘高(床から肘置きの上までの高さ)
・脚高(床から座面下までの高さ)
などさまざまなサイズがありますが、その中でも「座面の奥行」と「座面高」は座り心地を左右する指標となります。
奥行について
ソファ全体の奥行と座面の奥行
一般的にソファの奥行とはソファの前面から背面までの長さのことを言います。
奥行が浅いとすっきりとした印象になり、コンパクトなお部屋でも置きやすいです。
海外ブランドのソファは比較的奥行が深いデザインが多く、ゆったりとした印象を与えます。しかしながらこちらは背クッションが含まれるため、実際に座る部分の奥行はもっと狭くなります。
例えば下記ソファ「ベルク」の場合、ソファ全体の奥行は89cm。座面の奥行は50cmとなります。前者はお部屋のサイズ感やイメージに寄与し、後者は座り心地に影響します。
今回は、座面の奥行についてご説明します。
座面の奥行が浅いソファのメリット・デメリット
一般的なソファ座面の奥行は50~60cmほど。
ソファで作業をしたい、食事をしたいなど、姿勢良く座りたい方に人気があるのが奥行の浅いソファ。背もたれに身体を預けても腰が浮きにくいので、小柄な方にも人気があります。逆に、高身長の方では太ももが浮いてしまうため疲れやすくなってしまいます。
ちなみに先にご紹介したソファ「ベルク」はドイツのソファブランドが日本人の生活様式にあわせて奥行をコンパクトにリデザインしたモデルなので、海外ブランドですが、座りやすさに定評があります。
解決策
「コンパクトな見た目は好みだが、もっとくつろぎ感が欲しい」という場合など、例えば足置きとして使えるオットマンやスツールを加えてみてはいかがでしょうか。
背もたれに身体を預けつつ、脚を投げ出して座ることができるのでくつろぎ感がアップしますし、高身長の方も座りやすくなります。ソファと同シリーズのものから、デザイン性のあるものまで必要に応じて使うことができます。
また、首や頭まで支えてくれる背もたれの高いハイバックタイプを選ぶこともおすすめです。
奥行浅めのおすすめソファ
座面の奥行が深いソファのメリット・デメリット
主に座面の奥行が60cm以上のソファのことを言います。深く座ってくつろぎたい、横になりたいなどのニーズにフィットします。海外ブランドのソファに多く、高身長の方に人気があります。しかしながら奥行が深い場合、小柄な方ですと背もたれと腰の間に大きなスペースが空いてしまい、姿勢が悪くなってしまいます。
解決策
おすすめはクッションを使うことです。
ソファは色柄のアクセントにクッションを用いることが多いので、お気に入りのクッションを腰部分にあてることで小柄な方でも座りやすくなります。ソファ自体にアームクッションやピロークッションがセットされている場合はそれを腰クッションとして使用する方法もあります。
背クッションが可動するフレキシブルなソファも人気があります。
カーテン生地でオリジナルのクッションを作成できます。※画像はイメージ
奥行深めのおすすめソファ
座面高について
座面高とは
座面高とは、シートハイ(SH)とも呼ばれ、床からシート上までの高さのことをいいます。お掃除ロボットが普及する中で足下の高さとともに表記されることが増えている座面高ですが、座り心地を左右する大切な指標になります。
人間工学でぴったりの座面高を調べる
「身体にあったソファ」の条件は色々ありますが、人間工学(エルゴノミクス)に基づくと、座面高=身長×1/4(0.25)と言われています。
例えば身長158cmの場合は
158×0.25=39.5cm
身長180cmの場合は
180×0.25=45cm
となります。
実際に身長差のあるスタッフが座ってみました
ソファ(左)座面高40cm(右)座面高45cm 女性158cm/男性180cm
座面高が40cm(左側)と45cm(右側)のソファに158cmの女性スタッフと180cmの男性スタッフが座ってみました。
●座面高40cm(左側)の場合
158cmのスタッフにはちょうど良さそうですが、180cmのスタッフは身体が丸くなってしまい、膝が浮きあがっていて座りづらそうです。
●座面高45cm(右側)の場合
180cmのスタッフにはぴったりですが、158cmのスタッフはかかとが浮きそうです。
ソファはその内部構造によって沈み方が変わりますが、座面高はソファ選びにおけるひとつの目安になります。
スタッフが試したソファは2023年5月にリニューアルしたロングセラーソファ「DUO」。脚の高さをハイ・ローと選べる以外にも肘置きや背もたれの高さをセレクトして一人ひとりに「ちょうどいい」ソファをつくることができます。
座面高が低め(40cm以下)のおすすめソファ
いわゆるローソファとよばれる全体的に高さが低いものから、背もたれが高めでも座面高が低く、小柄な方でも座りやすいハイバックタイプもあります。
座面高41~44cmのおすすめソファ
いちばんボリュームの多いゾーンです。布・革ともに選択肢が多いので、特に最近人気の高いアイテムをご紹介します。
座面高が高め(45cm以上)のおすすめソファ
一般的なダイニングチェアと同じくらいの高さです。リクライニングソファ含め、おすすめのモデルを集めました。
ソファ選びに迷ったら、プロにご相談ください
いかがでしたか。
ソファ選びに必要な2つのサイズについてご紹介しましたが、奥行と座面高以外にも内部構造や生地、そもそものデザインなど選ぶポイントはたくさんあります。
迷ったときは私たちにお気軽にご相談ください。
大塚家具の店舗では、インテリアのプロがお客様にぴったりのソファ選びをサポートいたします。
通常来店のご予約は不要ですが、事前にご予約いただけると、お客様のお悩みに合わせたスタッフ※でのご案内が可能です。
LINEでのリモートインテリア相談も対応しています。店舗が遠い方や、来店前の事前確認等、お気軽にご活用ください。
※インテリアコーディネーターやスリープアドバイザー、照明コンサルタントなどが在籍しています。
尚、大塚家具は人気ブランドアイテムもお得な安心価格※。カタログ商品含め、展示のない商品でも、気になるアイテムがありましたらお気軽にお問い合わせください。
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