
時を超えて現代に息づく
ムラノ島の職人技
長きにわたりヴェネチアのムラノ島内のみで
技術を継承し続けてきた「ムラノガラス」。
その品質の高さは世界的に名高く、多くのファンが存在します。
色ガラスを巧みに組み合わせたムラノガラスを使った照明は
インテリアを美しく照らすだけでなく、
それ自体が芸術品のような存在感を持っています。

「ムラノガラス」の美しさを際立たせる照明

現代のインテリアにもフィットするデザイン
ムラノガラスの歴史

■ムラノ島に集約されたガラス工芸の技
当初はヴェネチア本島で生産されていたましたが、高い技術力を誇るようになったヴェネチアのガラス工芸は国に利益をもたらすようになり、その技術が他国に漏れることを恐れた政府が技術秘匿のためにとった政策が、ガラス生産をムラノ島内に集約するというものでした。また、高温の炉による作業のため火災発生のリスクが高く、火災の延焼を抑える目的もあったとされています。

■島内で発展するムラノガラス工芸
ガラス工芸の技術を島内に集約したことにより、14~16世紀にかけての長期にわたり、高級なガラス製品の市場を独占することに成功しました。さらに技術や材料など多くの点で飛躍的な発展をとげ、その後のガラス工芸の発展に大きな影響を与えています。多種多様な技法、改善された材料、職人の技術の向上など、ガラス工芸に関するさまざまな面がムラノ島内で大きく成長しました。
